2020年の教訓:食いしばり

昨年、健康上のトラブルがありました。食いしばり(歯を食いしばってしまう)です。思わぬところから食いしばりが発覚(?)しました。備忘録として記事にしておこうかと思います。

事の発端
ある時、右頬の一部(右目のすぐ下、小鼻の脇あたり)に、違和感を覚えました。ギュッと強く目を閉じると、そのあたりがぴくぴくし、つっぱるような感覚がありました。眼精疲労かしらと思い目薬をさすなどしてみましたが、一向に良くならず。そうこうしているうちに、右頬の一部が、板のように固くなってしまいました。

鍼治療
これは…と思い、いろいろ調べたところ、近所に親切価格で予約不要の鍼灸院があると判明。どうやら美容鍼という顔面の鍼治療もしている様子。さっそく鍼灸院を訊ね、かくかくしかじかの症状があり…と事情説明。顔面に鍼を刺してもらう運びとなりました。
鍼治療ははじめて。痛いのかな?とドキドキしていると、治療の前にマッサージ。鍼灸師さんは私の顔を少しマッサージすると、「これは…眼精疲労ではありません。顎です。歯を食いしばる癖はありませんか?そのせいで頭から右顎、右頬にかけて、とてもこっています」目から落ちる鱗の数々。「えっと…ちょっとわかりません…」と面食らう私に、「なるべく上の歯と下の歯を噛み合わせたり、食いしばらないようにしてくださいね。無意識にやっていると思いますが、気をつけてください」とのこと。
そして鍼灸師さんに促されるまま目を閉じていると、いつの間にか鍼が打たれていました。痛みは感じず…少し皮膚に違和感があるかなという程度。
「では、これから鍼に電気を流します。電気が流れているのを感じたら、教えてください」電気!?鍼に電気!?事態を飲みこめないまま、機械の作動音が。なにやらぴくりぴくりと勝手に鍼をさされたあたりの皮膚が動きます。「ぴくぴくしてます!」という私の言葉に「はい。ではこのまま20分電気を流しますね」と鍼灸師さん。ぴくぴくはするものの、特に痛みは感じずそのまま20分。ちょっと寝てました。
以上のような工程の治療を二度受け、二回目にはだいぶ頬がやわらかくなりました。

噛みしめと歯痛
生活のなかで「歯を噛みしめる」しぐさを意識してみることに。すると、「集中しよう」「がんばろう」「怒りを鎮めよう」とする時、どうも歯を噛みしめようとしているらしいことがわかりました。
実は2017年の冬、ひどい歯痛に悩まされていました。痛かったのは、右の奥歯。時には、歯痛で夜中に「痛い!」と叫びながら目を覚ますくらい。これは虫歯かと歯医者に行きました。レントゲンを撮って確認してもらいましたが、虫歯もなく、その場では親知らずが容疑者とされたものの、「様子見」となりました。
ひょっとして、あの時の歯痛は食いしばりが原因だったのでは!?きっとそうに違いない!…と、今は思います。三年越に解ける謎。

胃と歯は大切にしろと、水木しげる先生も仰っていました。大事にしたいと思います。というわけで、なるべく心身の緊張をほぐすよう、つとめていきたいところです。